1999年 間伐体験会
5月2日、5月2日、梓山高天原にある中嶋健六さんの山で、間伐と材の搬出を体験しました。農繁期に入ったにもかかわらず、小学生を含む16名の参加者があり、特に中嶋さんのお宅からは、ご主人と20才のご長男が参加され、初めてのチェンソー体験をしていました。

0.8haの林の半分ぐらい(カラマツのあるところ)が対象で、佐久地方事務所林務課の平林林業改良指導員から安全上の注意や、残す木・伐採する木の選び方等の間伐に関する説明を受けました。
今回は保残木マーク法(島崎先生)に従い作業が進められました。

作業前、「これは手遅れだ、全部伐らなきゃダメだ」と皆に言われていた林も、作業が終わってみると明るい良い林に様変わりしました。 (ちょっと木が細すぎるけど・・・)。 
倒し終わった木は、出せるだけ出そうということで、2mに玉切り、杭材に使えそうな細い部分と、その他の太い部分に分け道端に積んだところ、使えそうな部分だけでも、ざっと見て1.5立方ぐらいになりました。しかも嬉しいことに、切り出した材を売ることができ、この売上は中嶋さんから勉強会に寄付していただけることになりました。すべては、皆さんの林を愛する心と、ボランティア精神の賜物です。最後は、この材木の前で記念撮影をして解散となりました。

蒸し暑い中、重労働をしてくださった皆さん、どうもお疲れさまでした。
また、快く林を提供してくださり、飲み物や食べ物まで用意してくださった中嶋さん、申請関係や保険関係他でお世話になった南佐久南部森林組合の皆さん、指導してくださった県林務課の平林さん、どうもありがとうございました。

また来年もできるといいなぁ。